主な症状
- 耳が痛い
- 耳がかゆい
- 耳だれが出る
- 聞こえにくい
- 耳がつまった感じ
- 耳鳴りがする
みみの症状
Medical
中耳炎にはいろいろな種類があり、急性中耳炎、慢性中耳炎、惨出性中耳炎などがあります。
鼻水や喉の痛みなどの風邪症状の後に、耳が急に痛くなったり聞こえにくくなったりします。
夜眠っている時などに突然耳が痛くなり本人も周囲も戸惑うこともあります。
耳の痛みをうまく伝えられない小さなお子様では機嫌が悪く泣いてばかりだったり、手を頻回に耳にあてたりといった仕草でわかることもあります。
長期にわたり耳だれが出たり聞こえにくくなります。
鼓膜に穴があり、その奥から汁が出てくることによるものです。高齢の方に多く見られます。
風邪をひいたあとに耳が詰まった感じや聞こえにくさが続きます。
鼓膜が奥にへこんでいたり、鼓膜の奥に水がたまったりするためです。小さなお子様では周囲が気づかず、言葉の発達に影響が出る可能性もあります。
耳の中が痛くなったりかゆくなったりします。
汗をかく夏場や頻回の耳掃除が原因になることが多く、細菌やかびによる炎症によるものです。耳の穴の皮膚はとても薄いため、少しの刺激でも傷がついたり炎症を起こしたりすることがあります。
ひどくなると耳だれが出たり、耳の詰まった感じ、聞こえにくくなることもあります。
耳あかはどんな人でも必ずたまりますが、自然に耳の穴から排出されるようになっていますので、耳掃除は月1〜2度程度、入浴後に綿棒を使うのが良いと言われています。
ところが耳掃除を頻回にしすぎたり、柔らかい耳あかの体質の人は、知らないうちに耳あかを奥に押し込んでしまうことがあります。押し込まれた耳垢は鼓膜近くに徐々にたまってゆき、難聴や耳痛の原因になることがあります。
加齢による進行性の難聴や、急に聞こえなくなる突発性難聴などがあります。
とくに、突発性難聴は早期の診断と治療が必要ですので、2〜3日以内に耳鼻咽喉科に相談する必要があります。近年、急に耳が詰まった感じになる低音障害型感音難聴も増加傾向にあり、ストレスや疲れが原因といわれています。
耳鳴りやめまいが伴うことがあります。
耳鳴りとは、なにも音がしていないはずなのに音が聞こえる状態です。
加齢性難聴など、何らかの難聴が合併している場合が多いですが、聴力検査結果が正常でも耳鳴りがある人もいます。過労やストレス、心理的要因などによっても耳鳴りは強くなったりします。
ぐるぐる回る、ふわふわする、たちくらみ、いずれも「めまい」と呼びます。
めまいが起きた時、内科や脳神経内科などに相談される場合が多いのですが、実はめまいの原因は主に耳鼻咽喉科領域になります。耳には聴覚と平衡覚の2つの働きがあるからです。
平衡感覚をつかさどる三半規管に障害がおきるとうまくバランスがとれなくなります。三半規管の中には耳石(じせき)とよばれるものがあり、この石が原因でおこる「良性発作性頭位変換めまい症」や、激しいめまいを繰り返すたびに聴力が悪くなる「メニエール病」などがあります。ストレスなどが誘因となるめまいもあります。
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