先日、十数年ぶりに大阪・中之島のフェスティバルホールに足を運び、フジコ・ヘミングのピアノを聴きに行ってきました。正面玄関すぐの広い階段を上がり二階の大ホールへ。赤いじゅうたんの感触が気分があがります。開園前のお知らせは鳥のさえずりの声になっている。フジコさんはやや年齢を感じさせる足取りでしたが、昔と変わらず感動的なラ・カンパネラで鳥肌ものでした。この曲のここの音をどう弾くかな、と待ち受けていると予想した以上の深い音が返ってくる。素晴らしかったです。アンコールがベートーベンのピアノソナタテンペスト第３楽章だったのが意外でした。ショパンやリストのイメージがあったので。フジコさん独自のベートーベンで興味深かったです。CDも買って大満足。