月数回ですが2診体制で診療いたします。
- 2025年2月13日
- クリニックのお知らせ
年末年始お休みをいただいて改装工事をして、診察室を二つにわけ、もう一人非常勤の先生に来ていただいて、診察を手伝っていただく体制を作りました。
2診体制にするのは以前から考えていたのですが、やはり私一人では診療できる人数が限られてくること、お断りする患者さんの数が多く本当に申し訳ないと思っていたこと、スタッフと私自身が疲弊してくるのを避けるためです。
医師不足の中、とくに耳鼻咽喉科の先生は少ない中で、来てくださることになったのは金田直子先生という、私の大学の後輩の先生です。
金田先生は私の4学年下ですが、おつきあいは古く、なんと金田先生の大学入学式当日からとなります! 30年以上前。当時私はバドミントン部に所属し、弱小クラブであったことからなんとしてでも部員を増やさないと思い、入学式に出向いて必死でクラブ勧誘をしていました。そこで見つけた獲物が金田先生でした笑。あいにく他の部活に入ってしまわれましたが大学1年生のときはバドミントン部と兼部して、西日本あちこちで行われる医学生のバドミントン大会に一緒に出たりしていました。
その後私も実習やら試験やら卒業やらで会うことがなくなっていましたが、偶然、金田先生が同じ耳鼻咽喉科に入局してこられ、そして附属病院で「耳鳴・難聴外来」を一緒に担当することになり、学生のころからのご縁がつながりました。研究会やお食事会ではかならず近況を伝え合い、お互いに結婚し子供もそれぞれでき、偶然近くのマンションに住んでいたこともあるため家族ぐるみでもおつきあいさせていただくようになっていました。
まつもと耳鼻咽喉科の開院のときに内覧会も来てくださったのですが、数年前から、なかば冗談半分で、会うたびに「忙しいから手伝いに来て!」と私は言っていたし、金田先生も「行きますよ!」と言ってくれていたのですが。もしかしたら私が本気で言っているとは金田先生も思っていなかったかも。
現在他の病院の常勤医で在席されているので、来ていただく日にちが限られていますが、金田先生は18歳の初々しい大学生のころから全く変わっていません。私は妹のように思っていますが、昔から変わらず庶民的で親しみやすく、患者さんの話にきちんと耳を傾ける姿勢は素晴らしいと思います。外来診療経験の長いベテランのママさんドクターです。
2診で診療をすることで、少しでも来院される患者さんをお断りすることなく診療できるのではないかと思っています。二人で診察するのが明日で3回目ですが、診察の進みが驚異的に速くなるのにびっくりしました。金田先生は診療ペースは私と同じ程度と思いますが、私一人が診療する2倍のスピードになりますので、遅い時間にしか診察できなかった小さなお子さんとか、いつも通りの診療を希望される花粉症の方にも便がよくなったのではないかと思います。
まだまだ試行錯誤もありますが、まつもと耳鼻咽喉科は次の段階に入ったかと思います。患者さん皆さんやスタッフ・自分自身のために、より工夫を重ねていきたいと思っています。(文責 松本あゆみ)